言ってしまいがちだけど実は乱用すると危ない言葉

みなさんは、相手を励ますときや、応援するときにどんな言葉をかけますか?
今日は、よく言ってしまいがちですが、使いすぎると危ない言葉を紹介します。

それは・・・

「頑張れ!」という言葉です。

特によく「とにかく頑張れ」という人は要注意です。

「頑張れ」という言葉は、励みにもなる言葉ですが、使う場面をあやまると、時に人を追い詰める言葉に変わります。

そうなんです。大抵の人は「自分は頑張っている」と思っています。
にもかかわららず、頑張っているところへ「頑張れ」と言われると、

「まだ頑張りが足りないのか…」
「もっと頑張らなきゃいけない…」
「もう、勘弁してくれよ…」

と励ますどころか、理不尽さを押し付けられたように感じてしまう場合があります。
もちろん、声を掛けてくれる人によって感じ方も変わります。信頼していて、協力もしてくれている人がいうなら、前向きにもなれますが、第三者から無責任に「頑張れ!」と言われても困ります。もっと困るのは、上司が丸投げしておいて「とにかく頑張れ!」ってなると最悪です(苦笑)

「とにかく頑張れっ」となると、只の根性論にしかなりませんね。


では、どうすれば良いのでしょうか?


一昨年9月に発売されベストセラーとなっている「人は話し方が9割」にも書いてありますが、
人を励ますときに最も大切なのは、「共感」「寄り添い」です。
励ますときは、 「共感」と「寄り添い」の感覚をベースに伝えながら、具体的な対策や方法を教えてあげることです。

「どこまでできる?これができるならここだけ1回やってみない?ここまで頑張って」
「これをやる時、他の人たちはどうしているんだろうね?」

具体的な指標を提示してあげたり、本人が考えるきっかけになる質問をしてみてください。本人にも、ヒントが与えられたり、泥沼から抜けるきっかけになる励ましとなるでしょう。

この手法はコーチングの基本ですが、思いのほか効果があがったりします。
実感したい方は、ぜひコーチングを受けてみて下さい。


「頑張れ!」は、使う場面をあやまると逆効果になるというお話でした。